「オルタナバンクに口座は作ったけど、具体的な始め方が分からない」という方も少なくないでしょう。
今回の記事では、これから初めてオルタナバンクで投資する方向けに、入金から投資先の決定手順を簡単に紹介します。
ぜひ今後オルタナバンクで投資する際の参考にしてください。
🔰オルタナバンクの入金・投資手順
- オルタナバンクの口座に投資資金を入金
- 投資するファンドの選択
- 投資金額の入力
- 契約書や説明書の確認
- 投資金額・条件などを確認して完了
先に投資資金の入金を済ませておく必要があることに注意!
この記事を書いた人:伊藤 圭佑
投資銀行や外資系資産運用会社の勤務経験を持つ金融ライター。 FP3級、証券アナリスト保有。
自身としても15年以上の投資経験を持ち、現在では不動産投資クラウドファンディング投資、投資信託、ETF、株式投資、FXに分散投資。
また、2021年よりアパートによる現物での不動産投資も手がける。
キャリアを通じた専門性と個人投資家としての経験を生かし、投資や資産運用、不動産投資に関する記事やコラムを執筆。
オルタナバンクの投資手順
オルタナバンクの投資手順は、おおまかに次の順序となります。
- オルタナバンクの口座に投資資金を入金
- 投資するファンドの選択
- 投資金額の入力
- 契約書や説明書の確認
- 投資金額・条件などを確認して完了
難しい手順はありませんが、強いていえばファンドを選ぶ前にあらかじめ入金を済ませて置く必要がある点には注意しましょう。
オルタナバンクの口座に投資資金を入金
オルタナバンクでは、投資申込みの時点で口座に投資資金を入金しておく必要があります。
資金がないと、そもそも申込み自体が進められないので注意しましょう。
オルタナバンクの口座への入金は、所定の銀行口座への振り込みにて行います。
ログイン後に「マイページ」に入って画面の左側に『投資資金振込先』が書いています。
振り込みから着金の所要時間は明示されていませんが、少なくともリアルタイムで反映されるわけではありません。
投資したいファンドが見つかった時にすぐに投資できるよう、早めに入金しておくのがおすすめです。
なお、入金における振込手数料は投資家の負担となるので注意しましょう。
振込手数料の無料サービスがあるネット銀行を使う、一気に大きな金額を振り込んで手数料の発生回数を抑えるといった工夫をしましょう。
投資するファンドの選択
入金が終わったら、投資するファンドを選択します。
Webサイトの上段から「商品一覧」を選択すると、オルタナバンクが扱ってきた商品が一覧表示されます。
ここには、近日募集予定、募集中、運用中、償還済みのファンドが全て並んでいます。
そのとき購入可能なファンドは「募集中」かつ「残り募集額」の金額が残っている銘柄です。
「絞り込む」の部分で該当する銘柄だけを表示させることができます。
なお、上場株式と違って、ファンドはそれぞれ申込み可能な期間が決まっています。
タイミングが悪いと投資できるファンドがない可能性もありますので、その場合は次の募集商品を待ちましょう。
また、各ファンドは先着順で完売したら投資できなくなるので、魅力的な商品を見つけたら早めに申し込んでください。
オルタナバンクのファンド募集頻度は比較的多いものの、高利回りな人気ファンドは早期に完売するケースも想定されます。
ファンド名をクリックすると、上図のような詳細ページに遷移します。
ここではファンド資金の貸付先や、詳細な投資条件を見ることができます。
商品性に納得がいく場合は、右下の「この商品に投資する」を押して入金手続きに入りましょう。
利回りだけでなく、貸付先の事業や保証内容、運用スキームなどにも目を通しておくとよいワン!
投資金額の入力
「この商品に投資する」をクリックすると、下図のような入力フォームに遷移します。
投資資金がない場合には図のようにここから先に進めなくなるので、あらかじめ投資資金を振り込んでおいてください。
「投資申込金額」と書かれた欄には投資可能額を最高額として、1万円単位で任意の金額で投資できます。
筆者の場合は、一度に多額の購入はせず、多数の銘柄への分散投資を重視しています。
契約書や説明書の確認
投資を確定させる前に、次の二つの書類に目を通してチェックを入れる必要があります。
- 匿名組合契約約款
- 重要事項説明書(契約締結前交付書面)
いずれも金額入力画面の下段にリンクが貼られているので、クリックすれば該当する書面のページへ遷移します。
書面の内容はやや難しいですが、分配の頻度や運用期間などが記載されているので、相違がないか一通り確認しましょう。
ファンドの直接的な事業者は「SAMURAI 証券」のグループ会社だから、最終的な融資先の情報が約款や説明書にはあまり書かれないワン!
融資先の情報については、ファンドの詳細情報にある「投資家限定情報」を見る必要があるワン!
内容に問題がない場合は「匿名組合契約約款」「重要事項説明書(契約締結前交付書面)」と書類名の書かれた場所の横にある四角にチェックを入れます。
これで、投資申込の準備は完了です。
投資金額や条件などを確認して完了
全ての対応が完了すると、金額入力画面の最下段の「入力内容を確認する」を押すことができるようになります。
「入力内容を確認する」を押すと確認事項や確認画面に遷移していきます。
指示に従って進めていけば、投資金額が確定となり、申込が完了します。
投資額が充分に集まって、運用開始日を迎えれば運用スタートとなり、投資家は定められた条件に沿って分配金を受け取れます。
一方で、募集終了のタイミングまで最低成立金額が集まらなかった場合は、ファンドの運用は取りやめとなります。
投資家の申込資金も、それぞれに返却されることになります。
すでに最低成立金額を超過しているファンドを選ぶのも一つの方法だね!
投資ファンド選びのポイント
オルタナバンクでの銘柄選びでは次のようなポイントに着目して投資しましょう。
- 利回り|高い方が投資金額に対して多くの分配金が得られるが、リスクが高い可能性も
- 投資期間|長い銘柄は途中売却ができないので注意
- 最終的な融資先・投資先|「投資家限定情報」でファンド資金の融資先や投資先が確認できる
- 最低成立金額と申込金額|申込金額が最低金額に達していれば、ファンド不成立のリスクが低い
また、初回投資に限っては、一定の条件を満たすとキャッシュバックなどの特典を受けられるキャンペーンを実施する場合もあります。
キャンペーン実施中の場合は、キャンペーンの対象ファンドへ投資するようにしましょう。
期間が短く高利回りなファンドは人気化しやすいから、募集開始されたら早めに申込を完了させよう!
【まとめ】オルタナバンクへ投資するならまずは入金を済ませよう!
今回の記事では、オルタナバンクにおける入金~投資の手順を紹介しました。
あらためて手順をまとめると、次の通りです。
🔰オルタナバンクの入金・投資手順
- オルタナバンクの口座に投資資金を入金
- 投資するファンドの選択
- 投資金額の入力
- 契約書や説明書の確認
- 投資金額・条件などを確認して完了
先に投資資金の入金を済ませておく必要があることに注意!
オルタナバンクの場合は、銀行口座への事前入金が必須となっている点に注意しましょう。
入金手続きをしてもすぐに反映されるわけではないので、ファンド募集が始まってから入金手続きをすると、着金前に完売となるリスクがあります。
オルタナバンクのほとんどのファンドは入金と投資申込が完了した時点を基準とする「先着順」だよ!
魅力的な商品が出てきたときにすぐに投資できるように、余裕資金ができたらあらかじめ入金を済ませておきましょう。
満期償還を迎えた資金を出金せず、次のファンドへの再投資に充てるためにキープしておくのも有効です。出金にも手数料がかかるので、頻度が少ない方が手数料の支払いを抑えられます。
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